「二十世紀少年読本」(特別料金)

12月3日(金)18:30~
35mmフィルム上映
(英語字幕付き)
監督・脚本:林海象
出演:三上博史、佳村 萌
1989年 モノクロ 106分
今年もやります!
京まちなかを歩いて、映画を観よう!をテーマに開催している映画祭です。
こんな時ですが映画で気分を盛り上げましょう!
※会場ではソーシャルディスタンスの確保・マスクの着用にご協力ください
また、当日体調のすぐれない過多、発熱、風邪の症状が確認された方につきましては
入場をお断りさせていただく場合がございます。
予めご了承ください。
12月3日(金)18:30~
35mmフィルム上映
(英語字幕付き)
監督・脚本:林海象
出演:三上博史、佳村 萌
1989年 モノクロ 106分
12月3日(金)13:30~
DVDメディア上映
監督・脚本:林海象
出演:永瀬正敏、南原清隆
1994年 モノクロ 92分
12月3日(金)11:00~
35mmフィルム上映
監督・脚本:林海象
出演:佐野史郎、佳村萠
1966年 モノクロ 80分
12月1日(水)13:30~
監督:田中徳三
出演:勝新太郎、田宮二郎
1961年 カラー 94分
撰者:大西ユカリ(歌手)
何べん観てもグッとくる「悪名」
ちょいちょい聞き取りにくい劇中の河内弁がまた良い。
主人公の朝吉は勝新太郎。
男前過ぎてクラクラする。
市川海老蔵と横山剣を足して2で割ったみたいな男前。
ケンカの流血は最低限で濡れ場も粋だ。
夜が朝になるところなんか匂いや温度さえ感じる。
朝吉が童貞を破る人妻と駆け落ちした先には筆職人が出てきてね。
筆下ろしたから筆職人なんか。笑。
朝吉が杖(木製)でシバき倒されるラストシーン。
浪花千栄子扮する麻生イトの、奥底に感じる深い母性。
背中にオロナインを塗ってくれ!
己を貫き過ぎる朝吉は、頑張る炭治郎みたいやから、
ヤングたちにも観て戴きたし。
文責(敬称略)歌手 大西ユカリ 拝
12月1日(水)18:30~
監督: 内田吐夢
出演: 小杉勇、小野比呂志
1955年 モノクロ 94分
撰者:安田謙一(ロック漫筆家)
一軒の大衆酒場。開店から閉店(そしてアンコール)まで、
ある喧噪の一日を描いた群集劇の大傑作。
人を昂らせる芸術が、人を傷つけていく残酷。
それを越えていく知恵と人情。「カルメン」からストリップまで、
人の数だけ芸がある。小杉勇、小野比呂志を軸に、
加藤大介、東野栄治郎、丹波哲郎、津島恵子、野添ひとみ、宇津井健らが
ウィ・アー・ザ・ワールドのように現れてはドラマを紡ぐ。
やきとり10円、バタピー10円…。
敗戦間もない日本人の息吹き、そして、スクリーンの中の「密」を心ゆくまで。
12月2日(木)13:30~
監督:清水宏
出演:宇野重吉、花井蘭子
1955年 モノクロ 100分
撰者:いしいしんじ(作家)
以前、博物館収蔵リストを見た映画通の兄が、親の仇くらい泣かされる、
と書いてきたのが、溝口健二「残菊物語」と清水宏「しいのみ学園」。
「男女の芸談、障害を持つ子どもたちと、
テーマは全然ちがうのですが、心の雑巾がカラカラになるまで、涙を絞られます」と。
子どもの出てくる映画が、もともと苦手だった。
高校生のころから、作中に大きな役で子どもがでてくると、
なにか、こちらの目線を下げさせようというような意思をスクリーンのむこうに感じ、
瞬時にそっぽを向いた。ふりかえってみれば恥ずかしい。
理屈にこりかたまった子どもくらいみっともないものはない。
自分に子どもができ、その子といっしょに映画にいくようになって、
映画に出てくる子ども、どころか、子ども向けに作られた映画でさえ、
こちらに視線を下げさせるのでなく、もしそれがていねいに作られた映画だったなら、
かえってこちらに、堂々と視線を向けてくることがわかった。
どうだ、と見得を切る爽快ささえ感じさせる。
よい映画に子どもも大人も関係ない。
そのことをぼくは、子ども映画にじゅうじゅう教わった。
「しいのみ学園」の子どもたちは、年齢をこえて、人間としての立ちかたが烈しい。
こちらがしゃがみこんで、容易に目を合わそうとすると、
切っ先鋭い目で睨めつけられたりする。
この映画ではだんだんと、大人と子どもの区分が消えてゆく。
切実にみずからの生を生きぬこうとする人間たちがそこにいる。
12月2日(木)18:30~
監督:中島貞夫
出演:松方弘樹、荒木一郎
1966年 モノクロ 89分
撰者:わたなべとしたか(さすらいの飲みびと・初代シネマバトル優勝者)
「カッコいい映画が観たい!」
これが中学生時代から僕の中での映画選びの基準です。
今回、作品をセレクトする際にもその気持ちは変わりませんでした。
若くギラギラした松方弘樹、「いとしのマックス」な荒木一郎、
そして何より「非情のライセンス」の天知茂(あの目が大好き!)
他にも昭和を彩った曲者役者たちが出演。
若き日の中島貞夫監督が、この俳優陣を京都でのゲリラロケを交えて撮影。
モノクロの渋さがさらにカッコよさを倍増させます。
さぁ、京まちなか映画祭で「カッコいい映画」を一緒に観ましょう!